本記事では、いくつものマッチングアプリを使い込み、何度もお付き合いする男性を見つけたナナさんに、マッチングアプリのレビューをお伺いしています。
目次
■ナナさんのプロフィール
はじめまして、ナナといいます。
東京と埼玉の県境の戸田市に住んでいます。
年齢は28歳で、都内で営業事務として働いています。
趣味は読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、食べ歩きです。
最近見に行った名探偵コナンの映画です。
名探偵コナンの映画は特に好きで、毎年友人と一緒に見に行っています!
1.マッチングアプリを使おうと思ったきっかけ
マッチングアプリを使おうと思った理由は、社会人になってから出会いがなく、「このままだと誰とも付き合えない!」と焦りを感じたことがきっかけです。
就職に伴い地方から上京しており、職場と家との往復で本当に出会いがありませんでした。
ちなみに、職場の先輩・上司は、既婚者が多いことに加え、女性の比率が多い職場だったこともあり、出会いは皆無でした。
同期同士で仲良く遊んでおり、プライベートが充実していたこともあり、20代前半は彼氏がいないことが全く気になりませんでした。
そして、社会人になってから恋人がいないまま数年が経ち、「このままだとまずい…!」と危機感を感じていた時に仲のいい友人からマッチングアプリを勧められました。
2.マッチングアプリで出会った人とどうなったか
- 利用したマッチングアプリ:ペアーズ、タップル、Omiai、with、Tinder、クロスミー、カップリンク
- いただいた「いいね!」はすべてのマッチングアプリで約2,620回
- 送った「いいね!」はすべて合わせて約20~30回
- マッチングしたのはすべてのマッチングアプリで合わせて約100人
- お会いした方は約20人
- お付き合いした方は2人
- 体の関係のみの方は0人
- 今までの人生でお付き合いした方は約5人(マッチングアプリ以外も含める)
3.ペアーズを利用した印象
ペアーズを選んだ理由は、国内では知名度が高いマッチングアプリだからです。
ペアーズに登録している男性は、
- 年齢層が他のアプリに比べると高め(20代後半~30代が一番多く、40代以上の登録も多いイメージ)
- プロフィール写真を加工している方が少ない
- 登録情報や紹介文もしっかりと記載している
- がっつくようなことがなく落ち着いている
など、真剣な交際を求めて利用している方が多い印象でした。
私はお会いする、お会いしないに関わらず、それなりに中身のある文章を一定期間メッセージをやりとりするタイプなのですが、ペアーズは他のアプリに比べ、やりとりが途切れることなく続く方が多いという印象を受けました。
他のマッチングアプリだと、突然メッセージが途切れることや、あいさつや相槌だけの中身のない短文のメッセージを返されることも多かったのですが、ペアーズはしっかりと中身のあるメッセージで長くやりとりをしてくれる方が多かったです。
ペアーズでは、5人ほどお会いしましたが、体目的や変な勧誘は一切ありませんでした。
全員、一ヶ月以上やりとりしてからお会いしているということが、トラブル防止になったのかなと思います。
ペアーズでは、
- 頂いた「いいね!」は約800回
- 送った「いいね!」は約10回
- マッチングしたのは約50人
- お会いした方は約5人
- お付き合いした方は1人
- 体の関係のみの方は0人
です。
ペアーズ基本情報
- 使っている人が非常に多い(累計会員数は1,500万人)
- 無料会員でもマッチング、一通目のメッセージが可能
- 検索機能が充実(10km以内などの近場の人も探せる)
- コミュニティ機能で趣味の合う相手を探せる
会員数が非常に多いため、様々な人に会いたいという方や、地方在住にもおすすめです。
ただ、業者などがいる可能性があるため、慎重に利用する必要があります。
良い口コミ | 彼氏ができた(かえでさんB、かえでさんC、りんごさん、ナナコさんA、ナナコさんB、ミミさん、シナモンさん、ねこさん、マオさん) 彼女ができた(かずさん、フジトさん) 結婚した(あいさん、れおなさんB) 年収や見た目の条件が良い方が多かった(かえでさん) |
悪い口コミ | ヤリ目がいた(ナナコさんE、ナナコさんF) パパ活相手ができてしまった(れおなさん) 恋人になれなかった(亜美さんA) 初対面でいきなり手を掴んで告白してきた(まる猫さん) 登録している男性が多すぎる(トモエさん) |
月額料金 (一ヶ月プラン) |
3,590円 (ウェブ決済の場合) |
目的 | 婚活、恋活 |
評価 (App Store) |
4.2 (208,514件) |
評価 (Google Play) |
3.3 (19,685件) |
4.タップルを利用した印象
タップルを選んだ理由は、「趣味嗜好で相手を探してマッチングをする」という仕組みが面白そうだと思ったからです。
タップルは登録している年齢層も20代中頃までが多い印象で、私も24〜25歳くらいの年齢のときに利用しました。
当時の私は、あまり年齢差がない方との出会いを求めていたので、タップルのユーザーの年齢層も私の希望にマッチしていました。
年齢層が若かったこともあってか、ペアーズなどと比べてフットワークの軽い方が多く、プロフィール写真に関しても
- 加工アプリを使用した写真
- 前髪や手で顔を隠している写真
などを登録している方が多かったと感じました。
また、実年齢は29歳なのに25歳と年齢を偽って登録している方がおり(お会いしてから判明しました)、本人確認の仕組みが甘い印象を受けました。
ペアーズなどが身分証の提示が義務付けられていることに対して、私がやっていた当時のタップルは年齢については登録時に自分で設定するだけなので、いくらでも嘘をつけるような状態だったと記憶しています。
いろいろなマッチングアプリを使用している友人と話しても「タップルは若者向けなのもあっていろいろ緩い」という認識を持っている人が多かったです。
たかはし
ナナさんが利用していた頃の規約は確認できませんでしたが、現在のタップルは本人確認必須です。
加えて、タップルでつながった男性には、
- お酒を飲んだ後、「酔って帰れないから一緒に家に来てほしい」と言ってくる
- 「映画を家で見たいからうちに来ない?」と家に誘ってくる
- いきなり二の腕や頭などの体を触ってくる
- 会う提案の日時については必ず金曜日か土曜日の夜の時間(翌日がお互い休みの日の夜)を提案され、日中に会いたいと提案をするとその時点でメッセージが途切れた
など、体目的のような方も多かったです。
そのため、タップルには、婚活や恋活に対する本気度はあまり高くない「ライトな出会い」のマッチングアプリというイメージを持っています。
タップルでは、
- 頂いた「いいね!」は約600回
- 送った「いいね!」は約5回
- マッチングしたのは約50人
- お会いした方は約5人
- お付き合いした方は1人
- 体の関係のみの方は0人
です。
タップル基本情報
- 使っている人が多い(累計会員数600万人)
- ミッションをクリアすれば無料で有料会員の機能を利用できる(会うことも可能)
- 趣味タグ検索で趣味の合う相手を探せる
- 本日すぐにデートできる相手を検索できる
「結婚相手を探す」という人もいますが、恋人、異性の友だちを探すユーザーも多いです。
そのため、婚活をメインに活動するには少し不向きともいえるアプリです。
5.withを利用した印象
withは25歳ぐらいのときに、安全で真剣な出会いが欲しいなと思い登録をしました。
withを選んだ理由は、心理テストや性格診断でのマッチングが面白そうだと思ったからです。
また、「Tinderやタップルよりは恋活、婚活に対する真剣度が高く、ペアーズよりは真剣度が低くそう」という、私の目的にちょうど良さそうな印象を受けたことも理由の一つです。
そして、withを使ってみて、その印象は概ね当たっていたように思いました。
withを利用し始めた当時の私と同年代の20代中頃~後半の方からの「いいね!」とマッチングが多かったのですが、先述のタップルよりは真剣な交際を求めている傾向があるのか、メッセージの文章やお会いした時の対応などが丁寧な方が多かったです。
また、with内の心理テストや性格診断の結果がプロフィールに表示されるため、プロフィールに書かれた情報の他にも相手の男性の性格や考え方などを感じとることができるのが新鮮でありがたかったなと思います。
withには、「休憩モード」という、登録データを保持したまま「いいね!」やマッチングをしていない方から非表示にするモードがあり、この機能が非常に便利でした。
何人か会う約束をした後、他の方への表示を控えたいときなどに、この休憩モードを活用していました。
withでは、
- 頂いた「いいね!」は約800回
- 送った「いいね!」は約10回
- マッチングしたのは約60人
- お会いした方は約8人
- お付き合いした方は0人
- 体の関係のみの方は0人
です。
with基本情報
- 1日に約10万組がマッチング
- 心理学、統計学を元にして相手を探せる
- AIがメッセージが続くようにアドバイス
心理テスト自体が楽しいという人もいますが、それを元に算出してくれた人との相性は微妙という方もいます。
6.Tinderを利用した感想
Tinderは、友人に勧められて数日間だけやりました。
Tinderが、かなりライトなマッチングアプリということは知っていたのですが、物は試しでやってみようと思い登録しました。
ただ、Tinderでは、顔写真も掲載せずに、メッセージのやりとりを何名かとしたくらいです。
- Likeが毎日山のように来ていたため、それを確認するだけで時間がかかる
- 同時期に始めていたwithのほうが婚活しやすそう
などの理由から、Tinderはすぐ辞めました。
男性も顔を隠していたり、年収が異様に高かったりと胡散臭いと感じる方が多く、危険そうに感じたので、Tinderで出会った方にお会いしようとは思いませんでした。
Tinderでは、
- 頂いた「いいね!」は約100~200回(昔のことであまり定かではない)
- 送った「いいね!」は約10回
- マッチングしたのは約50人
- お会いした方は約0人
- お付き合いした方は0人
- 体の関係のみの方は0人
です。
Tinder(ティンダー)基本情報
- 男性も女性も無料でメッセージをすることができる
- 外国人とも出会いやすい
- 毎日2,600万組のマッチングが発生
ほとんどのユーザーが、友達探しやビジネスパートナー探しなど、様々な目的での出会いをするために利用しています。
Tinderは多目的な用途で利用できるマッチングアプリですが、もちろん恋人を作っている方もいます。
7.クロスミーを利用した印象
クロスミーを選んだ理由は、実際にすれ違った方と出会えるというコンセプトが他のマッチングアプリにはなく、面白いなと感じたためです。
私は、お付き合いをする男性と
- すぐに会える距離
- 時間やお金をかけずに会える距離
- 同じ生活圏内
に住んでいるとことが、良い関係を築く上で非常に大切なポイントだと考えていました。
そのため、上記に当てはまる男性と出会える可能性を持ったマッチングアプリは画期的だなと感じ、クロスミーを利用し始めました。
しかし、登録者数がまだそこまで多くないときにクロスミーに登録したためか、利用者が少なく、手応えを感じる前にアプリを退会してしまいました。
クロスミーでは、
- 頂いた「いいね!」は約50回
- 送った「いいね!」は約5回
- マッチングしたのは約5人
- お会いした方は約0人
です。
クロスミー基本情報
- 近隣の人やすれ違った人とつながることができる
- マッチングした人と気軽に会うことができる
- 今日デートという機能ですぐにデートの申し込みができる
自分と行動範囲が似ている人を探すことができます。
8.カップリンクを利用した印象
カップリンクを利用した理由は、同じ会社が運営している街コンに参加した男性の情報を知ることができると紹介されたためです。
ただ、カップリングは、アプリ内のデザイン、フォントなどがあまり良くなく、プロフィールの項目も最低限のみという仕様だったため、使いづらいと感じ、他のマッチングアプリに比べるとあまり利用しませんでした。
また、カップリングは利用している年齢層が高く、30代中頃~50代の方も多いように思いました。
さらに、街コンと連動しているものの、街コン参加者のカップリングへの登録は必須ではないないため、参加している男性の情報は数名しか見ることができませんでした。
使いやすいアプリでもないため、街コンが終わった後、すぐにカップリングを退会しました。
カップリンクでは、
- 頂いた「いいね!」は約70回
- 送った「いいね!」は約3回
- マッチングしたのは約5人
- お会いした方は約0人※街コンでお会いしたのは1人
- お付き合いした方は0人
- 体の関係のみの方は0人
です。
たかはし
カップリングの街コンでお会いした方はどのくらい発展しましたか?
街コンに参加して、マッチングし、連絡先を交換しましたが、お互いに都合が合わず、街コン後は結局1度も会いませんでした。
ナナさん
9.マッチングアプリで相手に求める条件
ナナさんのこだわりポイント
- 加工をしていないプロフィール写真が2枚以上ある人
- 子供と写っている写真ではない人(写っている子供が甥や姪と書いている人がほとんどだが、中には本物の既婚者が混ざっていると友人に聞いたり、ネット掲示板で見たりしたことがあるため)
- プロフィールをほとんど埋めており、紹介文もそれなりに丁寧にかいている人
- タバコや結婚歴などの「都合が悪いと思われる情報」もきちんと掲載している人
- 「いいね!」の数が多すぎない人
- コミュニティに入りすぎていない人(理由:)
たかはし
タバコや結婚歴などの「都合が悪いと思われる情報」もきちんと掲載している人というのはどういう意味ですか?
ペアーズやwithはプロフィール欄に喫煙や結婚歴については選択式で選ぶ個所がありますが、選択しない場合は項目自体が表示されません。
そのため、「タバコ」「結婚歴」に関してはその項目が表示されているか、いないかで判断していました。
喫煙についての欄を未記入にしている人に何人か会いましたが、全員喫煙者でした。私はお会いしたことはないですが、結婚歴についても、「未婚」と表示している人が多い中、わざわざ未記入にしている人は離婚歴があるのかなと思って避けていました。
ナナさん
たかはし
では、「いいね!」の数が多すぎない人というのも理由をお聞かせください。
男性で200以上の「いいね!」がある人は避けていました。
「いいね!」には自分から女性に送って返してもらったものも含まれるので、「いいね!」の数が継続的に多いor減らない人は自分からも積極的に「いいね!」を送っており、やりとりしている女性が多く、付き合うまでの道のりも長そうで気苦労が多くなると感じたためです。
ナナさん
たかはし
ではもう一つ、質問です。
「コミュニティに入りすぎていない人」というのはなぜでしょうか。
だいたい20個以上コミュニティに入っている人は避けていました。
コミュニティに多く入るとその分マッチングの機会が上がる場合が多く、並行してやりとりされる可能性が高くなるためです。
また、細かいコミュニティにたくさん入っている人はマッチングアプリをやりこんでいるのかなという印象を受けるため避けていました。
ナナさん
たかはし
なるほど、いろんなこだわりがあったのですね。
ではその他の希望条件を教えて下さい。
その他の希望条件
- 居住地:東京、神奈川、埼玉、千葉
- 年齢:25~29歳※同年代が良かったため、自分の年齢上下2歳差くらいまでで探していました。
- 職種:避けていた職種以外 特に会社員・公務員あたりは休みの日などがかぶりやすいかなと思い積極的に見ていました。
- 避けていた職種:自由人、役員、経営者、無職、フリーター、芸能、シフト休みの仕事(美容師、接客業など)
- 学歴:大卒・大学院卒・専門卒
- 身長:170センチ以上
- 同居人:一人暮らし
- 体型:スリム・普通
- 出身地:日本国内
- 年収:400万以上~800万くらいまで(※400万未満と1000万以上は避けていました。)
- 休日:土日祝休み
- 結婚に対する意思:いい人がいればしたい
- 出会うまでの希望:すぐにでも会いたい
- 結婚歴:未婚
- 相手の子供の有無:なし
たかはし
年収についてはなぜその範囲だったのですか?
私のイメージですが、20代後半で400万未満の男性は、
- 私より年収が低いので気を使いそう
- 将来的に結婚などを考えたときに金銭的に苦労しそう
などと思っていたため、避けました。
また、こちらも私のイメージですが、20代後半で1000万以上の男性は、
- 業者などを疑った
- 本当だったとしてもコンサルや外資系のお仕事などの場合、おそらく激務なのであまり会えなさそう
- 金銭感覚が合わなさそう
ということを考えて、避けていました。
10.マッチングアプリを利用した時にあったトラブル
- 体目的だった(初デートであるにも関わらず「泊まりに来ない?」や、「酔って家に帰れないから家に泊めて」などと言われたことがありました。)
- 年齢詐称されていた(2歳若い年齢をプロフィールに記載していた方がいました。)
- 写真と外見が違った(写真が3年前のものだったようで、顔と体型が違った方がいました。)